黄檗山萬福寺
2021/11/30
みなさん、こんにちは。
阪神事業所の林です。
京都府宇治市の黄檗山萬福寺に行ってきました。
黄檗宗(おうばくしゅう)という禅宗の宗派の本山です。
※高校の日本史の教科書には江戸時代のあたりでこの宗派名は出てきたかと思います。
隠元隆琦(いんげんりゅうき)という中国僧が江戸幕府に招かれてやってきて開山したお寺で、
門などは割と唐寺風な感じがします。
黄檗宗寺院の門前には「不許葷酒入山門」という石碑が立っていることが多いです。
酒とか肉とかを持ち込むな、という意味で、寺はやっぱり修行の場ということなんでしょうか。
隠元禅師は、隠元豆と木魚を日本に持ち込んだ方です。
境内に立派な木の魚(開梛)があります。他にも西瓜や蓮根も持ってきたとか。
このお寺には年に2〜3回来るのですが、ここ数年、門を通って右側の一連の建物が、ずっと修繕工事中でした。
今年の春に来たときもまだ続いていたのですが、今回はようやく工事が終わり以前の落ち着きのある境内に戻っていました。
また別の建物に祀られていた関帝さん(関羽)も修繕工事の終わった伽藍堂に戻ってきており、やっと元の萬福寺に戻った感じがしました。
次は来年の春節(旧正月)か、花まつりの頃にまた行こうかと思います。
桜の頃の萬福寺は大変きれいです。すぐ近くに西国三十三所第十番札所の三室戸寺(花が大変きれいなお寺です)や、
鳳凰堂が有名な平等院もあるので、コロナが落ち着いていたら観光で行くのもオススメです。