イボキンでは、サステナビリティを経営の柱と考えており、中でも資源の循環、地球温暖化への対応、及びウェルビーイングの3つをマテリアリティ(最重要項目)としています。
また、人口減少、資源循環意識の高まり、および温暖化の3つの長期トレンドがリスクや事業機会になると考え、これらに対応するアプローチで長期戦略の立案を行っています。
脱炭素に向けた取り組みが進み、大手企業を中心に製品ライフサイクルを通しての二酸化炭素排出量を算定するトレンドが広まっています。イボキンでは、主にメーカー様の生産活動や営業活動から生じる廃棄物やスクラップの中間処理を行っていますが、その過程で生じる二酸化炭素は、メーカー様にとって、事業から出る廃棄物(スコープ3 カテゴリ5)、および販売した製品の使用に伴う二酸化炭素排出量(スコープ3 カテゴリ12)に当たります。イボキンでは当社事業場内における二酸化炭素排出量を毎月算定しており、メーカー様に対しても情報提供の準備を行っています。今後はさらに精度を高めてメーカー様の脱炭素の取り組みを支援してまいります。
イボキンは、2021年度より「再エネ100宣言 RE Action」 に参加しています。 再エネ100宣言 RE Actionとは、企業、自治体、教育機関、医療機関等の団体が使用電力を100%再生可能エネルギーに転換する意思と行動を示し、再エネ100%利用を促進する新たな枠組みです。 イボキンはリサイクル事業を通して地球環境の保全に貢献することを使命と考えておりますが、事業の遂行に伴って使用するエネルギーについても、より環境に配慮したものに切り替えてゆく予定です。このたびイボキンは、「再エネ100宣言 RE Action」の枠組みを通じ、2030年末までに、使用電力をすべて再生エネルギー由来のものに切り替えることを宣言しました。今後一層地球環境の保全に貢献してまいります。
イボキンでは、自社工場にてさまざまな廃棄物の破砕、選別、圧縮等の中間処理を行っていますが、工場では処理できない種類の廃棄物についても、お客様から相談があれば協力会社のネットワークを活用して、処分の道筋を示すソリューションサービスを提供しています。お客様に対して、経済性と環境負荷低減の両面を考慮した提案が可能となっています。また、従来は廃棄されるだけだったものを、資源化できるパートナーを見つけ有価物としてお客様に対しても経済的便益をお届けしつつ、環境負荷を低減させることができた事例も数多くあります。
イボキンに勤める社員のご家族に、「パパやママが働く職場を実際に見てもらい、身近に感じてもらいたい」「日頃伝えられない感謝を家族に伝えられるきっかけに」をコンセプトに企画運営を行いました。 当日は、社員全員で社員のご家族やご友人等、200名を超える来場者をお迎えし、当社の工場内をご覧いただきながら、トラック・重機の試乗体験、スタンプラリー、バス・車の解体ショー、ハンドメイドコーナー、お野菜マルシェなど様々なイベントを開催し、盛りだくさんの一日となりました。子どもたちのたくさんの笑い声を工場で聞いたのはとても新鮮で、笑顔溢れる素敵な一日となりました。 イボキンでは、今後も社員のご家族とのつながりを深めるとともに、社員同士のコミュニケーションを活性化し、活気ある職場づくりを進めてまいります。
株式会社宮田運輸様主催の取り組みで、交通事故を1件でも減らしたいという思いから発足した「こどもミュージアムプロジェクト」に当社も参画させていただきました。こどもミュージアムプロジェクトとはトラックに子どもの絵をラッピングすることで、トラックを運転するドライバーだけでなく、トラックを見た周りの人も優しい気持ちになり、安全運転を心掛け、心のゆとりを取り戻すことで交通事故を少しでも減らすことを目指す取り組みです。 イボキンでは、社員のお子様19名から21作品の思いのこもった絵をご提供いただいてトラックにラッピングし、素敵に仕上がったトラックをファミリーデーの開会式の際にお披露目をさせていただきました。これからも事故撲滅に向けて全社で取り組んでまいります。
イボキンでは2020年度から取締役会の実効性評価を実施していますが、その中で今後議論を深めてゆくべき項目が識別されました。これを受け、役員によるディスカッションを活性化させるため、経営会議を毎月開催し 個別の論点に関し議論を行うようにしています。また、2022年7月には、役員を中心に泊まり込みの合宿を実施し、イボキンの長期ビジョンについて意見交換や議論を行いました。